東京工業大学地球史資料館
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目次 地球と遊ぼう 工大祭
地球と遊ぼう

地球史資料館では、岩石から鉱物を取り出すための実験室「体験ラボ」を使った鉱物の分離の実習の他に、鉱物を観察して色と形の秘密に触れたり、ボリビア産化石探しなどの体験学習を行っています。みなさん地球と一緒に遊びましょう。

★「地球とあそぼう2023」の参加申し込みは締め切りました。
 ご応募ありがとうございました。

鉱物分離実習(こうぶつぶんりじっしゅう)

地球の表面は地殻とよばれる固い岩石におおわれています。その岩石はたくさんの鉱物が集まってできたものです。体験ラボは岩石から鉱物を取り出すための実験室です。

 
椀かけで重い鉱物を集めよう
鉱物の種類によってその重さ(比重)がちがいます。砂金さがしに使われる”椀かけ”という方法を使うと、簡単に重い鉱物だけ集めることができます。簡単そうでちょっと難しい技を体験してみてください。あなたは砂金とりの名人になれるかな?
磁石にくっつく鉱物を集めよう
鉱物の中には磁石の性質をもったものがあります。世界で一番強い永久磁石(ネオマックス)を近づけると、空中にまで飛びついてくる鉱物もあります。強力永久磁石で、磁性鉱物をくっつけよう。
 
 
軽い石と重い石をわけよう
水では沈んでしまう鉱物も、重液という特殊な液体には浮かべることができます。SPTという重液を使って重い石と軽い石をわけてみましょう。

ボリビア産化石の抽出実習

丸い形をしたノジュール(泥岩)の中から化石を取り出す実習を行います。外から見てもわかりませんが、割ってみると中には、三葉虫・巻貝・二枚貝などのいろいろな化石が入っています。

 
ノジュールを七輪に入れて熱を加えよう
ノジュールを七輪で熱すると膨張率の違いにより化石のところできれいに割れることがあります。火の勢いを出すためにうちわをつかってみんなであおごう。
ハンマーでそっと割ってみよう
熱いノジュールを七輪から取り出して水に入れると、石にひびがはいります。化石をこわさないようにハンマーでそっと割ってみましょう。
 
 
化石はでてくるかな?
ノジュールから、こんなに大きい三葉虫がでてくるかも !?

鉱物の形と色の観察

 

 
形の観察
鉱物は固体であり結晶です。結晶の多くの場合、規則的な外見を持っています。表面に見える面の形と、その組み合わせの立体に形に注目しましょう。異なる鉱物で同じ外見をしているものがあります。かたづちとたがねを使って割り、割れ方やその面を観察しましょう。細かく割ったものは顕微鏡で観察してみましょう。
色の観察
鉱物のいくつかは美しい色をしています。その色をよく見ると違いがあるようです。赤や青などはっきりした色をしているものと、虹のようないろいろな色が混ざり、見る確度によって変化するものがあります。形の場合と同じように、同じ鉱物なのに色が違うものもあります。太陽や電球・蛍光灯の光で見るかわりに、ちょっと違う光り「ブラックライト」で鉱物を見てみましょう。展示されている鉱物のいくつかは、あっと驚くような変化を見せるでしょう。